2017年12月5日
欧州連合(EU)が自動車に対する環境規制を発表しました。
2030年にEU内で販売する自動車についてCO2排出量を30年に21年目標に比べて3割削減することを求めたみたいです。
欧州では2015年にEU全体の乗用車の排出量を1キロメートルあたり130グラム、2021年に95グラムとする規制が導入されました。
簡単にいうと1キロ走行した時の排出するCO2を95g以下にしなさいという規制です。
これに破ると1グラム超えるごとに1台当たり約12,500円の罰金が課せられるそうです。
日本でもトヨタ、日産などを含め欧州で販売する各社は、この2021年の95gの規制に取り組んでいます。
CO2とは何かを燃やすと必ず出てくるものです。
CO2はHC、NOXのような有害物質のように触媒装置で還元できません。ということは燃料を燃やしながら走っている車は、必ずCO2を排出します。
CO2の排出量を減らすには、燃料の燃やす量を減らすしかありません。ようするに燃費をよくするということです。
上記の計算で燃費が24.8㎞/ℓ以上の車となります。
燃費24.8㎞/ℓ以上の車とは、プリウスやアクアでは軽く超えていて最近のエコカーではよく見る数字ですが、まだまだすべての車というと、かなりハードルが高いです。
次なる規制は2030年にCO2排出量95g/㎞からの3割減ですから、燃費に換算すると、約35㎞/ℓとなります。
まだまだメーカーにとっては多難な時代は続くことでしょう。
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