新品のタイヤに交換したときに、黄色いマークと赤いマークがあります。

それぞれ意味があって新品のときはペイントされています。

黄色いマークの意味

新品タイヤのサイドに記されている黄色いマークは、真円で作られていると思いがちなタイヤですが、タイヤはゴムだけではなくスチールベルトやナイロンコードなど複数の素材により複雑に構築されています。製造時、どうしても重量バランスが崩れてしまいます。

黄色のマークは、全体のバランスをみたときに、もっとも軽い場所に付けられる『軽点マーク』とも呼ばれています。このマークはタイヤをホイールに履かせる際のバランス取に大きく役に立ちます。

鋳造の高級ホイールであっても、ホイールはエアバルブが取り付けられている部分が重くなります。そこでタイヤの軽点マークをホイールのエアバルブ位置に合うようにしているのです

 

 

 

 

 

赤いマークの意味

赤色マークは『ユニフォミティマーク』と呼ばれています。

これはタイヤの外径がもっとも大きい部位というサインになっています。

当然、タイヤは真円を目指して製造されていますが、完全な真円にはなっていないのも事実であり、マークを目印にホイール側の外径の小さい場所に合わせてセッティングすれば、セットされたタイヤは真円に近づくということになります。

ただ、このユニフォミティマークは国内メーカーの一部や海外メーカーでは採用されていないのもあります。

 

 

 

 

 

 

◆それでは黄色い点、赤い点どちらで合わせたらいいのでしょうか?

重量バランスを取るには黄色の軽点をエアバルブの位置に合わせる必要があります。しかしこの軽点を優先すると、今度は赤い点をつかった真円性重視のセッティングは出来ません。

ただ重量バランスを優先しないと、ホイールに余分に重りを付けることになります。

とはいえ、現在のタイヤの工作精度は非常に高く、いずれのマッチングでも充分安定性の高い状態になるようです。

 

 

 

 

 

 

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