2018年2月22日
発炎筒の正式名称は『自動車用緊急保安炎筒』といい、日本工業規格により性能が厳しく決められています。
発炎筒は国産、輸入車を問わずすべての自動車に搭載されており、事故や故障などのトラブルが起きた時に赤い炎をだして周囲のドライバーなどに伝える非常信号用として使用するための物です。
一回の使用で5分以上燃焼し、日中で600m以上、夜間は2km以上離れた所から目視で確認することができます。
車検の検査項目には、発炎筒自体の検査項目はありません。
しかし、発炎筒は道路運送車両法上で「非常信号用具」として車への搭載が義務付けられているので、搭載していない場合は車検に通りません。
【発炎筒の使用期限】
発炎筒の使用期限はJISにより4年と定められています。
使用期限の切れた発炎筒は劣化しており、もしもの時に使えないということもありますので、使用期限の切れた発炎筒は速やかに交換しましょう。
発炎筒の規格
・燃焼時間:5分以上
・炎色:赤色炎
・光度:160カンデラ以上
【発炎筒の使い方】
①ケースとキャップをひねる
②発炎筒のキャップをひねりながら抜く
③ケースにキャップ底栓を差し込む
④白いキャップを抜く
⑤すり薬でこすり着火する
⑥すばやく道路に置き安全な場所に避難
注意点
・雨天時は使用する前に濡らさないこと。
・トンネル内は使用しないこと。
・一度使用した発炎筒は再度使用することはできないので、買いなおすこと。
・事故でガソリン漏れが起きた場合、発炎筒で引火することもあるので注意すること。
発炎筒は700円ぐらいで購入できます。
長年放置していると緊急時に使用できなくなることもあるので、定期的な交換をおススメします。
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