2018年1月10日
【溝が残っていても寿命を迎えるタイヤもある】
スタッドレスタイヤの寿命が来ていたら、氷上はもちろん雪上でもスリップし、危険度は増します。
寿命の見極めですが、だいたい3シーズンぐらい。最近はメーカーもロングライフに力を入れてきていますが、それでも最長5シーズンがせいぜいです。
それ以上はたとえ溝がかなり残っていても使わない方がいいです。
中古で購入するときは、溝があってもいつ製造されているか見て、あまりに古いタイヤのものであれば、安くてもやめておいた方がいいでしょう。
ちなみにタイヤの製造した年は、サイドに刻印してあります。
下2ケタが作られた年、で最初の2ケタが週を表していますので参考にしてください。
『2006年の34週目』
スタッドレスタイヤは使わないでも硬化します。タイヤはゴムで出来ているので、実は『生もの』内部から油分が徐々に抜けていく事で、カチコチになってしまうし、最悪は細かいヒビ割れも出てくる。
こうなれば凍った路面に食らいつくことなどは無理に決まってます。ただツルツルと滑ってしまうだけです。
ちなみに硬化を少しでも防ぐには、オフシーズンの保管方法が重要で、サッと洗って一本ずつビニールに入れ、冷暗所で保管するのがベストです。
もちろん硬化しなくても、溝がなくなってくれば寿命です。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤのようにスリップサインが表面と面一になった時が寿命ですが、じつは2段階になっていて、上側(プラットフォーム)がスタッドレスタイヤの寿命です。
そして下段のスリップサインが表面に出るまでは夏タイヤとしては使えるのです。
とはいえスタッドレスタイヤはブロックが柔らかいので、ドライ路面でスピードを出すとヨレて不安定になることもありますので、夏タイヤの代わりになるとはいえ、履き替えるまでの時間猶予程度と考えたほうがいいと思います。
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