2018年2月5日
民間の自動車整備工場には、『指定工場』と『認証工場』の2種類あります。
両方とも国から自動車を整備することを認められた工場ですので車の点検整備をすることができます。異なる点は検査方法にあります。
【指定工場】
指定工場は別名民間車検場と呼ばれ、陸運支局に代わって車検(検査)を行うことが出来る工場です。そのため陸運局と同じ検査ラインを自社の工場に持っています。
国から検査を行うことを指定されているので、『指定工場』と呼ばれています。
実際の車検の検査を自社で行うことが出来ますので、検査を終えたら必要書類(車検証・点検記録簿など)を陸運支局に持ち込むだけで、新しい車検証を発行してくれます。
ディーラーや車検専門フランチャイズ店は、ほとんどが指定工場です。
【認証工場】
認証工場は、車の点検整備や修理などは指定工場と同様に出来ますが、検査ラインを自社に持っていませんので、実際の検査は陸運支局に直接持ち込まなければなりません。
ですので、もし検査に不合格箇所があると、一旦車を工場に持ち帰って整備をし、再度陸運支局に持ち込むという方法をとります。ただしこれは工場側の問題ですので、お客様にはあまり関係のないことですが、車検をして陸運支局に持ち込むために、時間がかかり、1日車検などは難しいと思います。
【指定工場と認証工場はどっちがいいの?】
民間の整備工場が指定工場と認証されるためには、国の厳しい認定基準に合格しなければなりません。
そのため指定工場は、国からの厳しい認定基準をクリアするために、高い検査機器を設備したり、国家資格者を揃えたりしています。
指定工場では自社で検査が出来ますが、もし万が一検査基準に満たない車を合格にしてしまいそれがバレると、営業停止という重い処分が待っています。
ですので、指定工場の検査は、陸運局の検査基準よりも若干厳しい基準で検査し、整備不良車を極力ださないようにしているのです。
そういった面から考えると、指定工場の方が点検整備をしっかり行うという見方もできます。
しかし認証工場でもしっかりしているところはありますから、要は会社の体制であったり、働く整備士の対応、腕次第というところもあります。
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