2018年2月3日
普通、駐車するのにパーキングブレーキを引くのは、ごく当たり前のことですよね。
パーキングブレーキを引かずに、車を離れたしまって自然に動き出したら、どこかに衝突するまで停まらないで凄い事故になってしまいます。
しかし、最近はオートマチックトランスミッション車(AT車)の場合、Pレンジに入れてパーキングブレーキを使わない人もいます。でもあのPレンジというのは、トランスミッションの駐車時のポジションであって、車の駐車用ポジションではないのです。ブレーキ力も小さいので、坂道などでは効果がありません。またトランスミッションが破損する可能性もあります。
冬場の雪国では駐車時にパーキングブレーキを使わないというのは本当の話です。
パーキングブレーキはワイヤーでブレーキを作動させる構造になっていて、そのワイヤー部分はフロアの下に露出しています。
ワイヤー自体やリンク機構などに雪が付着し、それが凍りついてしまう可能性があります。
フロアの下には排気管も通っていて、そうした熱で付着した雪が少しとけて氷にしてしまう訳ですが、完全に溶けてしまえば問題ないのですが、中途半端に溶けて氷になり、翌朝、車で出かけようとするとパーキングブレーキが解除できない。というトラブルになるのです。
そんなわけで、雪国では駐車時にはパーキングブレーキを使わないのです。
ミッション車であれば、1速かリバースに、AT車であれば、Pレンジに入れて駐車します。
でも坂道の場合は輪止めをするしかないです。
そして最近は電気式パーキングブレーキが増えてきました。電気式はワイヤーを使わないので、氷が付着して動かなくなることがないので、そういう心配はなくなっています。ただし、中にはワイヤー式のパーキングブレーキをそのまま使い、電気スイッチと作動ユニットによって見かけだけの電気式ブレーキもあるので注意が必要です。
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